



物とその風景を中心に、2002年から2019年にかけて世界各地で撮影された作品を収録した写真家・若木信吾さんの新作写真集『Things and seen』。
「旅先で「撮影する」という行為にもいろいろあるだろう。未知なるものとの出会い、抑え難く惹きつけられる物、あとになってみると撮影したことさえ忘れている事もあるかもしれない。しかし、日常から外れた時間のなかでの撮影は、目の前を過ぎていく事物と自分との間に(それが一瞬であっても)重なりを持とうとする行為なのではないかと思う。たとえそこに自身の姿が映っていなくても、いや映っていないからこそ、「Things and seen」には物に照射された、彼自身が見えてくる。」 清水チナツ (インディペンデント・キュレーター)
W21.3 x h28 cm
40 ページ
23 イメージ(カラー)
並製本(手綴じ)
カラーオフセット印刷
限定800部
Published in 2020
ISBN 978-4-908512-91-9
[PROFILE]
若木信吾
写真家/映画監督。1971年、静岡県浜松市生まれ。ニューヨークロチェスター工科大学写真学科卒業。雑誌・広告・音楽媒体など幅広い分野で活動中。雑誌「youngtreepress」の編集発行を務め、浜松市の書店「BOOKS AND PRINTS」のオーナーでもある。映画の撮影、監督作品に「星影のワルツ」「トーテム~song for home~」「白河夜船」(原作:吉本ばなな)などがある。
Official Website
https://shingowakagi.mystrikingly.com/